我が家のペット、癌なのです。

1ヶ月近く前に体調を崩してしまった我が家の愛犬。
年齢は14歳のメスのダックスフンドです。
幼い頃から運動が得意で筋肉がかなり発達している子が
ある日突然、上手く歩けなくなりました。

現在の主治医がたまたま休診日に水も食べものも受け付けない事態になってしまい、
主治医が以前勤務していた少し大きめの病院へ連れていきました。
この時に診察した獣医師とは2回目の診察でした。
1回目の診察時には私が仕事のため不在で主人ひとりで診察に付き添ってもらいましたが、
診察の仕方はあまり宜しくなかったようでした。
今回2回目となる同じ獣医師による診察では
具合が悪いのに検温せず、あまり触診なども行わず、所見のみでヘルニアの可能性を述べて
点滴による水分補給と投薬という処置で診察を終えました。

点滴から2日後に改めて主治医のもとへ診察を受けに
金沢から1時間強のドライブを経て七尾まで行ってきました。
主治医の診察では「これはっ!」と思う診察が行われました。
以前、同じように癌で失ったダックスの診察時と同様の反応テストのようなものが行われました。
手足が言うことの効かなくなった子に対する初期の診察内容なのです。
それと、2日前には進んで提案されることのなかったレントゲン撮影も勧められたので撮っていただきました。
大阪に住んでいた頃にお世話になっていた獣医師の先生方と現在の担当医は知り合いではないとは思うのですが、
同じ大学の出身なのである意味、安心感を覚えています。

投薬による経過観察後、
更に血液検査を行なったところ「気になる部分がありますので」との注釈のもと
超音波検査を同日に行っていただきました。
血液検査と超音波検査の結果、腫瘍があることがわかりました。
ここから更に詳しい診断をするためには
最初に受診した大きめの病院にしか設備がないとのことで
主治医の指示のもとに大きめの病院でCT検査を行なってきました。
CT検査をして診断をしてもらった結果、ほぼ悪性腫瘍=癌であることがわかりました。

CT画像を見ながら検査内容を詳しく聞かせていただき、
外科的治療と内科的治療のメリット/デメリットもしっかりと教えていただいた上で
今回は内科的治療を選択することに決めました。
14歳が平均寿命であるとの説明も受けたのですが、
一昨年の転居から僅かで亡くしたパピヨンが18歳まで元気に過ごせたことを考えると
14歳は寿命だと諦める年齢ではないと考えるのが現代の犬事情では?とも思っています。


我が家に最初にやってきた犬を癌で失ってからもうすぐ5年。
5年間の間に癌の治療に使うアイテムは進化しているようで
なるべく犬自身の苦痛や気持ち的に嫌なことを避けて楽しく投薬などを行っていきたいと思います。
同時に今、健康な犬のことをほったらかしにしてしまわないように
ストレスフリーな日々を与えられれば良いなぁ・・・。