NHK音楽祭2021〜未来へ〜Meet the Classic へ行ってきました。


全国5会場で開催されますNHK音楽祭2021。
第1回目の会場は金沢・石川県立音楽堂です。
アンサンブルオーケストラ金沢と各ソリストによる競演でした。


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まずは金沢駅のドンクでこの日第1食目となる軽めの食事を。
くるみとクリームチーズのパンとドーナツにアイスティー。
ドーナツからボロボロとこぼれ落ちる砂糖を払い落とし、ホールへ。

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金沢駅東口(兼六園口)です。
まん延防止法が解除され、駅構内は団体客などで賑わっていました。

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石川県立音楽堂です。
この日は車ではなく徒歩でやってきたので久しぶりの地上からのアクセスです。
駅から徒歩で行った場合、ホールのすぐ手前にある喫煙所・・・何とかならないですかねぇ?
喫煙所の外側でタバコ吸ってるマナーの悪い人々の副流煙が凄くてホールの目の前の景色としては全然似合わないです。

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鼻呼吸を控えつつホールにやってきました!
この週、2度目の来館です。

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館内のホワイエ(ホール入口手前のエリア)から駅を眺められます。
コロナ禍なのでこのホールに限らず、
どのホールもホワイエもバーコーナーが閉鎖されているのでちょっと不便ですね。
早く営業再開して欲しいですね。

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今回もコンサートホールでの催しです。
NHK音楽祭というイベントがかなりの割安感のあるコンサートであり、
週末開催だったのですが、超満員とはならず・・・というのがもったいなさすぎる。
芸術の秋なのに機会損失そのものじゃないか!です。

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今回も3階席です。
このコンサートには1人で出向いたのですが、
おひとりさまでの来館の時にこそリラックスして聴きたいという気持ちが大きいので
一人での来館時には座席指定が出来るかぎりはバルコニー席を利用することが多いのです。
こちらのホールの3階席のバルコニーの利用は今回が初めてで
なかなかの高さを感じて最初は怖かったですが、
ピアニストの手元が見えたり、鍵盤のカタカタ音までが聴こえてくるような感じの
オーケストラシートとはまた違った楽しみ方が出来る良い場所でした。

コンサートの内容は全曲モーツァルト。
先日もモーツァルトのナンバーを聴いたばかりでして・・・今年ってモーツァルトイヤーでしたっけ?と勘違いしてしまいます。

冒頭のフィガロの結婚 序曲 は、
「さあ、これから始まr・・・」というところで間髪入れずに曲が始まって
個人的にはオロオロしながらもストリングスの心地良さに聴き入りました。
そして、
今回のコンサートチケットを購入した目的は17歳の奥井紫麻さんのピアノを聴くことでした。
ここ数日、ショパンコンクール(2020年の予定が2021年に延期)の予選の様子をリアルタイムで深夜に聴き続けていたのですが、
それらとは対照的なほどに奥井さんのピアノがとても瑞々しさのあふれる上質なものに聴こえました。
素敵な演奏を聴いているうちに、
若くして亡くなられたモーツァルトの楽曲にはこのような若いピアニストのほうが向いているのかもしれない、といったこれまで持つことの無かった新たな考えが生まれました。
彼女の演奏をもう少し聴いていたかったなぁ。
アンコール曲の春の流れ op.14-11(ラフマニノフ)は力強さや繊細さが顕れていて良かったですし、
彼女が楽しそうに弾いている姿も新鮮な気持ちになれて良かったです。

(テレビ放送もありますので中略)

オーケストラによるアンコール曲は3つの映画音楽より ワルツ(「他人の顔」)(武満徹)。
井上道義さんの楽しい指揮による演奏もこの曲が最後。
もちろん指揮は指揮なのは当たり前ですが、
オケの演奏を心から楽しむような観客に魅せる指揮が特徴的であると思います。
舞台袖へ向かう際にもワルツを踊りながら去っていく姿があまりにも楽しそうで
まだまだ演奏を聴きたいと思うくらい聴いている側も楽しい内容でした。

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今回の内容は2021年11月7日のNHK Eテレ クラシック音楽館で放映予定。

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前回(小曽根真+OEK)のコンサートに引き続き、
今回もストリングスの秀逸さが際立つ演奏が本当に良かったです。