家族葬で送り出すとのお知らせを受けて以降、
亡き友人の家族とは少し前に首都圏で起きた大きな地震の時以外には連絡を取っていませんでした。
というよりも、
先方から何も連絡ない状況では何も出来ずにいました。

こういう時の判断って難しいです。

家族葬によりどういった宗教、宗派なのかを知ることが出来なかったため、
その後の流れなどを知る由もなく、現在に至ります。
当時、家族葬へ特別に参列させてもらった友人にお香典を託したままでしたが、
状況が落ち着いたようで最近、お返しを送っていただきました。

友人一家とは、
他の共通の友人の家族も交えて全員が家族ぐるみで交流。
ただ、今回亡くなった友人については
友達関係に家族の事情を持ち込まない人間だったことにより
所謂、由緒ある大きなお宅の事情は私たちの想像をはるかに超えたところにある大変すぎるものだと思った上で
先方から何かアクションがない限りは見守る姿勢を取ることにしました。
今回、連絡を取る理由ができたことにより
この数ヶ月間には不可能であった『定型文以外の会話』がようやく叶ったように思いました。
今夏、友人を偲ぶ会を共通の友人と集まって夜な夜な語り合いましたが、
あと少しすればご家族も交えて何かできる日が来るかもしれない、と勝手な願いはあります。
少しでも何か力添えになったとすれば、家族ぐるみで付き合ってきて良かったと思いますし、
それがやっていて正しいことであったとも感じます。
友人が亡くなる少し前に奥様の連絡先を全員に教えてくれたことが何か意味する行為であったのかは定かではありませんが、
友人の本能的な部分が働いたと思えば納得できる理由になるのかも。