仕事柄、芸術鑑賞も業務の一環となっている関係でそれなりに何かを観に行くようなことも仕事のひとつです。
関西に戻ったことによって何か芸術鑑賞などにおける違いなどが生まれたのかどうか？という点を書きたいと思います。

実際に関西に戻り、そこそこ有名どころの劇場までのアクセスが自宅から1時間以内となったことや交通費が大幅に削減されたこと、宿泊を伴わずに気軽な距離でさまざまなイベントが催されていることに対してはとても大きなメリットを享受していると考えています。

コンサート1本観に行くだけで新幹線や特急に乗車したり、宿泊しなければ行けないようなことが無くなったからです。

きちんと数えてみたところ、
関西に戻ってからは年間で10本近くしかコンサート、ライブ、観劇などをできていないのはちょっと少なすぎると自己嫌悪な状態です。
もっと外に出て色々と吸収して来いよ！と自分自身に訴えたくなります。
腰が重すぎて・・・です。

ただ、歌舞伎や宝塚のようにロングラン公演(1日限定とかではない)をしているようなイベントにはとても行きやすくなったのは事実です。
自分の都合に合わせて公演日時を選べる自由はこの上ない事なのですから。
通常のコンサートやライブだけでなく、歌舞伎やアイスショーへ頻繁に出向ける自由はこの上ありません。

それと、
割と自宅から遠くない公園の芝生でギターを楽しむ人、本を読む人など日常的に牧歌的な場面に出くわすことが多く、精神的な豊かさが根底にあるからこそ芸術が身近であるような気がします。

芸術は一人で楽しむのも良いですが、
誰かと感想などをシェアできるという環境がより心を育てるように思います。
そういった意味では
鳴り止むことのない割れんばかりの拍手や歓声を体感できる場所が割と（物理的に）身近にあることは上級者が身近に暮らし、芸術鑑賞が特別なものではなく生活のひとつとなっている人が多く居ることがより芸術を育てる環境となる相乗効果のある場所であると。

確実に芸術への距離は縮まったと思います。
どこにアプローチするのかは自分次第ですが。