今年の夏も THE ICE(アイスショー)大阪公演に行ってきました。

会場となったのはAsueアリーナ(旧:丸善インテックアリーナ大阪)です。
大阪メトロ 中央線 朝潮橋駅 から徒歩で10分くらいの場所にあります。
今回もそうですが、我が家からは乗り換えが面倒くさくて車で来場しました。
幸いにも駐車場は地下にあるので直射日光が当たることがなくて助かりましたが駐車料金がちょっとお高いのがネックです(仕方ありませんが)。

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開場が16時なのですが、20分近く駐車場への入場の列で待ちました。
時間制課金なので開場10分前から駐車場へ入庫できるようにとの主催者側の配慮だと思いますが、ものすごい車列が出来上がっていました。

この日の私のお目当ては、
昨シーズンお休みしていたネイサン・チェン、昨シーズンで引退したキーガン・メッシング、アダム・シャオ・イム・ファ、ケビン・エイモズ、ジェイソン・ブラウンなどの海外選手でした。
その中でも(記憶は正しければ)初めての観覧となるルナ・ヘンドリクスの演技もとても楽しみにしていました。

ロビーではネイサン・チェンの新刊(日本語訳)の発売(本当の発売日はもっと先)がありましたし、今回初めて見かけたのはK7D1と書かれたバナータオルの発売でした。

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今回の座席、珍しくアリーナではなく一般席です。
(先日の2回目のBEYONDもそうでしたが。)
SS席と呼ばれるパイプ椅子ではない常設席の中のなんと1列目!
少し端のほうのエリアではありましたがアリーナと同じくらいの距離で選手たちを見られるとわかりテンションが上がりました。

皆さんが新プログラムを披露されたりする中で、
坂本花織選手はエラスティックハートのアコースティック版のようなアレンジを披露されていたのが印象的でした。
印相的といえば、イリア・マニリンのよくわからないジャンプのようなスピンのようなジャンプがまた見られたのも面白かったです。
様々な選手の演技は素晴らしいもので最初から最後まで演技後にスタンディングオベーションや大歓声を挙げたりと会場全体が盛り上がっていて楽しかったです。
最後の方ではネイサン、キーガン、アダムの3名がそれぞれバックフリップ(バク転)を披露されたのは、試合では絶対に見られない(=試合の中継では見られない)ですし、エキシビジョンで見られるかどうかといった技で素晴らしかったです。
なお、日本人選手はこれまで様々なアイスショーで拝見したので感想は割愛しますが・・・。
私は気づけなかったのですが、同行した夫は「りくりゅうがさらに難しい技をやってる!」と気付いたようでした。彼らはグランドスラムを達成したのにさらに技術面を向上させているようでしたので今シーズンも楽しみです。

本当は最後の最後まで鑑賞していたかったのですが、駐車場からの出庫渋滞を避けるために今回はある程度のエンディングを鑑賞をしてから中座して退出しました。
出口に向かう途中でも誰かが何かすごいことをやったんだな!と思うような大歓声が聞こえましたがその場に居ることができただけも十分満足でした。

さて、
我が家のアイスショー、試合の鑑賞は2019年3月のStars On Ice金沢公演から始まりました。
隣の観客が演技を見ても拍手をしない、一般席では誰も歓声を上げない、空席だらけ、といったかなりネガティブな会場だったのが疑問でしたので、本当はもっと違うのではないか?と思いつつその次の鑑賞したのがスケートアメリカを見に現地まで足を運びました。
アメリカだと日本の鑑賞方法とは全く違い、座席でドリンクやお酒を飲んだり食事をしながら試合を鑑賞できるスタイルでした。おまけに近くの観客とは連続した4日間を共に過ごすので自然と仲良くなることもできて充実しました。
その後に見に行った東京、名古屋、大阪でのアイスショーはいずれもコロナ禍でありながら盛り上がる内容ばかりでホッとしたことも覚えています。
今年に入りマスク無しで歓声OKとなった浅田真央さんのBEYONDなどは本当にコロナ以前に戻ったような盛り上がり方で本来のあるべきイベントの姿に戻ったように思いました。

と、こんな後書きのようなものを書いていますが、
我が家としてはアイスショー鑑賞などは一旦ここで終了なのです。

コロナ禍においては芸術鑑賞がとても制限されてしまいました。
好きなアーティストの公演がキャンセルとなったり、コロナ禍における行動制限により長距離移動の自粛もありましたし、個人的にはワクチン未接種による海外渡航制限に引っかかり国内で過ごすしかありませんでした。
ですので、それまで当たり前のように行けていたコンサートやショーを全て諦めるしかなく、壮大な規模のショーなどに出向いて勉強する機会を4年以上失いました。
そんな暗闇の中で光明をみたのがアイスショーだったと思います。
音楽とともに身体を使ったパフォーマンスを堪能できるのはアイスショーやバレエくらいしかないのではないかと勝手に思っています。
これから先、グランプリシリーズなどはテレビ鑑賞が中心となるでしょうし、
アイスショーは気になれば+近場であれば足を運ぶかもしれません。
そんな感じでアフターコロナな我が家にとってはアイスショーへ注ぎ込んだ分の費用(チケット代、交通費、宿泊費など)をこの先は別方向にシフトして以前のような生活に戻るのが理想的であると考えています。