ちょっとだけ習慣を変えてみました。

昔の成人の日も過ぎてしまうと能登半島の地震から半月経ったことになります。

最近は生きることへの執着が以前に比べ極端に強くなっている自分が居ることに気がつきました。
平均寿命と比べて人生の折り返し地点なんてとっくに超えてしまったのですが、その折り返し地点を超えてしばらく経ってもまだ自分は若いのだと思い込んでしまっていました。
ところがここ数年はパソコンのタイピング速度が落ちたりミスタッチが増えたり、コンタクトレンズの度数が大幅に合わなくなったりと身体的な老化現象を日々感じるようになり、気づけば白髪を1本、2本と見つけてショックを受けていました。

遠隔地であれ大きな地震をニュースで目の当たりにするのは仕方がないとして、
今回の地震ではそういったものに間接的に関わった人間としてやれることはいったい何なのか?を考えてみました。
今回は勝手ながら他人より自分だけでも1日でも長く生き延びたいといったエゴにも影響を受けたと思います。

この半月で我が家の備蓄食料はかなり強化出来たと思います。
ミニマリストの皆さんから「無駄!」と一蹴されてしまうほどに大量です。
長期保存が可能なものや、数ヶ月で賞味期限が切れてしまうものなど、食事以外にもおやつ的要素が強いものもバラエティ豊かに取り揃えました。
日常的に冷蔵庫に入れ、常温で食糧庫(パントリー)に保存できる最強おやつはグリコのプッチンプリンの一口サイズです。
時々買ってはちまちまと消費しているのですが、今回は宅内の在庫切れのため1箱分を買いました。
イシイのお弁当くんミートボールの常温長期保存版も発売されていたので念のために買っておきました。
常温で食べられるレトルトカレーもレビューを拝見してから購入しました。
こうしてなるべく好きな物ばかりを集めたような非常食が揃いました。

それらと一緒に、
夜になるとマイボトル(ステンレスの魔法瓶)2本分のお茶や水など好きな冷たい飲み物を用意してから寝るようになりました。
冷蔵庫にもお茶などはありますし、ブリタ(浄水器)のタンクにも大量の水は貯め置きしています。
ペットボトルの水も1週間分x人数分は確保してあります。
それでも安心を身近に置きたい、という心理的不安を解消する手段としてタンブラー型のステンレス魔法瓶と直飲みも出来るステンレス製魔法瓶の2種類を用意しました。
非常時はもちろん、日頃から洗い物に時間をかけたくないので2本とも『シームレスせん』と呼ばれる手洗い楽チンなボトルです。
それらを用意した上で尚且つ、寝室にそれなりの量の飲み物をステンレスのカップに入れて持ち込んでから寝るようにしています。
ガラス製のグラスでも構わないとは思いますが、いざという時に割れ物などを扱いたくないのです。

緊急時などに備えるとすればガラス製品の中でも強化ガラス製以外のものはなるべく避けたいのが本音なので落としても割れづらいものばかりを揃えるようになりました。
陶器も同様に丈夫なものを・・・と購入しているうちにIKEAの食器とル・クルーゼの食器に偏りましたが不満はありません。
非常食やステンレスボトル、食器も日頃から使っていて楽しい物や便利なものをそのまま活用できるのであればかえってコスパが良いと判断しています。

今回の地震では既に寄付行為なども終えてしまい、助けたい人には物資の援助も行い、やるべきことはやってしまったとは思います。
(追加でできることがあればやりますが。)
ですので、今自分の身に同様のことが起きた場合に備えるというのが被災していない我々がやれる最大のことだと信じています。

夜に飲み物を用意すること。
氷と水と一緒に緑茶パックを1つ入れると冷茶を抽出できるので毎日朝から美味しくお茶をいただけます。